事件には大きく分けて「民事」と「刑事」の二つがあって、ほとんどの弁護士は両方やっています。遺産相続や借金、離婚問題などの民事の場合は、依頼人に事務所に来てもらい、話を聞いて、裁判で戦うか、示談(話し合いで解決すること)にするかなどを、依頼人と一緒に考えます。強盗や殺人などの刑事事件の場合は、被疑者本人やその家族から直接、弁護を頼まれる「私選」と、弁護士を雇う経済力のない被告人の弁護を、裁判所から依頼される「国選」の二通りがあります。国選の弁護料は裁判所が税金で払いますが、外国人の弁護はほとんど国選です。

まずは逮捕され、拘置所に拘留されている被疑者や被告人に何度も面会に行って話を聞き、事件の関係者や家族にも話を聞くため、靴の底をすり減らして歩き回る肉体労働があります。そして、事件の内容をつかんだとことろで、どう持っていけば本人に最も有利な結果になるか考える、頭脳労働があります。ある程度作戦を練った後に、法廷で検事との熾烈な戦いが始まるわけです。「民事」では交通事故の示談、離婚問題、遺産相続、お金の貸し借りなど、「刑事」では窃盗、強盗殺人、殺人未遂など、ありとあらゆる事件を弁護士は担当しています。

この仕事で嬉しいのは、問題や遺産相続などのトラブルが解決して、それまで病人のように青白かった依頼人の顔に、はればれとした笑顔が戻ってきたときだと弁護士は言います。人間は、一人一人が平等に尊重されなければなりません。ですから、社会的地位、権力、国籍、人種などによって生ずる間違った優劣意識にとらわれずに、誰とでも対等に接する姿勢が弁護士には必要です。

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